サンタクロースの起源と、トルコのクリスマス

サンタクロースと美しい夜空

参考:12月25日の怪物: 謎に満ちた「サンタクロース」の実像を追いかけて

本記事は上記書籍を参考に書かれています。

 

日本人の誰もが知っているサンタクロース。ただ、それが日本古来のものではないことは誰でも知っていると思います。じゃあ、どこの国から伝わっているの?と思った方は少なくないでしょう。パッと思いつくのはアメリカかもしれません。一説によると、現在の赤いコート、ニットの格好をしたサンタクロースというのは、コカコーラの広告で伝わったと言われています。実はこれは事実です。

サンタの正体、それはトルコの司教・聖ニコラウス

しかしながら、それがサンタクロースの起源であるかというとそうではありません。アメリカのサンタクロース像、そこに行きつく前にもさらなるモデルとなった存在がいたのです。それは、なんと、トルコ、西アジアのアナトリア半島と東ヨーロッパのバルカン半島東端に位置する国なのです。

サンタクロースを追いかけた探検家、高橋大輔さん

そんなサンタクロースの起源を自らの足と手、頭を使って追い求めたのが冒頭で紹介した書籍の著者である、探検家の高橋大輔さんです。日本に探検家なんていたんだ!と驚かれる方は少なくないと思います。上記書籍を読めばきっともっと驚くと思います。

いったい、サンタクロースの起源はどこにあるのか?それを見極めるために、足掛け数年にわたって、自らの足で世界中を旅して答えを見つけ出したのです。本サイトではその高橋大輔さんの旅をもとに、数回にわたってサンタクロースの正体についてつづっていこうと思います。もしちょっとでも興味を持ちましたら、ぜひ高橋さんの書籍をご覧になってみてください。きっとすごく楽しめるはずです。

 

トルコで生まれたサンタクロース

さて、それではサンタクロースの起源はトルコにあったということで、まず、本記事ではトルコで生まれたサンタクロースの起源についてお話します。

結論から言ってしまえば、サンタクロースの正体は聖ニコラウスというキリスト教の司教さんでした。この方の存在が聖人として地中海地方で崇拝され、ヨーロッパ各地に広まり、オランダやアメリカに広がり、そして冒頭のコカコーラの件へと行きつき、世界各国にほぼ今の形のクリスマスが広まったそうです。その信仰は時代を超えて、現在のサンタクロースに変わっていったのです。

どんな人物だったの?

では、この聖ニコラウスさん、いったいどのような人だったのでしょうか?生まれは紀元3世紀後半と言われています。父エピパニオス、母ヨハンナのもとに現在のトルコ領で生まれたそうです。司教として生きていました。生まれは、地中海に面したトルコのパタラという町で、キリスト教の両親のもとに生まれたそうです。後に約60キロ東のミュラという町で司教になりました。

実は聖ニコラウスについてわかっていることは多くありません。生前に書かれた資料は1つもなく、もっとも代表的な文献として13世紀に編纂された黄金伝説が有名です。これはイタリア・ジェノヴァの大司教だったヤコブス・デ・ウォラギネによって書かれた、キリスト教聖者の伝記です。この本は今も購入することが可能ですので興味のある方はぜひご覧になってみてください。

-戦う宣教師?

なお、ニコラウスという名前はニコス(勝利)とラウス(称賛)に由来しているそうです。聖ニコラウスはのちに宗教戦争において指導者として参加をします。そのことを考えると、な和えのとおりに将来成長をとげることになります。当時キリスト教への迫害は少なくありませんでしたが、聖ニコラウスは皇帝コンスタンティヌス帝の信頼を勝ち得て、迫害をやめさせます。これが313年に行われたミラノ勅令です。この時、コンスタンティヌス帝もキリスト教になっています。この皇帝とともに、聖ニコラウスは異教徒との戦いに勝利します。それがキリスト教の布教とともに、聖ニコラウスへの信仰を大きく広めるきっかけとなったのです。

ちなみに、380年にはテオドシウス帝によってキリスト教を国教にもなっています。当時まだイスラム教はまだまだ生まれていなかったのです。イスラム教が始まるのは6世紀頃と言われています。

クリスマスの想起されるストーリー

ここまで読んだ内容ですと、なぜこの人がサンタクロースのモデル?と思われるかもしれません。実は、サンタクロースの元となったようなストーリーも上述の黄金伝説に記されています。

聖ニコラウスは父と母の死後、手元に莫大な遺産が残されることになりました。どうしたら人を救うため、神を称えるためにそのお金を使えるかを考え続け、彼はそのお金を近くに住む生まれは貴族だが落ちぶれて貧乏になった男のために使うことを決めます。

その男は三人の娘を売り飛ばしてお金を得ようと考えていたので、聖ニコラウスはそれを防ぐために、夜ひそかに男の家に忍び込み、金塊を窓から投げ入れて帰っていったそうです。突然の施しを受け取った隣人は改心して、娘たちは無事に幸せに嫁いでいったそうです。夜にこっそりと家に忍び込みプレゼントを置いていく、これはまさしくサンタクロースと一緒です。この話が、現在のサンタクロースの原型になったのかもしれません。

 

トルコの現在のクリスマスの過ごし方

このように、実はトルコとサンタクロースはつながっていたのです。しかしながら、現在のトルコにおいて、日本のようにクリスマスが祝われるということはありません。なぜなら、現在のトルコは99%の人がイスラム教徒だからです。トルコがサンタクロースの起源であることと、クリスマスとはまた話が別なのです。

ノエル・ババとは

ただ、今もその名残はあります。トルコではサンタクロースをノエル・ババと呼びます。直訳すると「クリスマスのお父さん」という意味になります。最近では以前よりも、クリスマス自体を祝うわけではありませんが、子どもがプレゼントをもらう日という認識も広まっているようです。宗教は違えど、今や世界中の注目をあつめるクリスマスの原型は自分の国であるという思いがあるのかもしれませんね。

 

 

以上、大まかですが、サンタクロースの原型と言われる聖ニコラウスについてでした。

 

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